このページはレスチレン®製品による治療を受けられている方のためのページです。
レスチレン®の臨床試験1), 2)では、中等度~重度のほうれい線(重症度スコア3 ~ 4)に対してレスチレン®による治療を受けた人の96%(142人/148人)、レスチレン パーレン®による治療を受けた人の95%(140人/148人)において、しわの重症度スコアが1ポイント以上改善しました。
この臨床試験では、治療後12週間にレスチレン®による治療を受けた人の32%、レスチレン パーレン®による治療を受けた人の37%に副作用が認められ、その主なものは紅斑(赤み)(レスチレン®およびレスチレン パーレン®ともに10%)、内出血(レスチレン® 7%、 レスチレン パーレン® 8%) 、色素過剰(レスチレン® 6%、レスチレン パーレン® 5%)でした。副作用のほとんどが軽度かつ一時的で、70%が2週間後までに解消されました。
1) Taylor SC et al. Dermatol Surg 2010; 36(Suppl 1): 741-749.
2) Taylor SC et al. Dermatol Surg 2009; 35(Suppl 2): 1653-1660.
重症度スコア | 程 度 | 説 明 |
---|---|---|
5 | 極 度 | 極度に深く長いしわ: 顔面の容貌を損なう。 しわを伸ばしたときに、2 ~ 4mmの目に見えるV字型のしわ |
4 | 重 度 | きわめて長く深いしわ: 顔面の特徴が著しく目立つ。 しわを伸ばしたときに、2mm未満の目に見えるしわ |
3 | 中等度 | 中等度に深いしわ: はっきりとした顔面の特徴が通常の状態では目に見えるが、 しわを伸ばした状態では見えない。 |
2 | 軽 度 | 浅いが目に見えるしわで、わずかな陥没がある: 顔面の特徴は目立たない。 |
1 | な し | 目に見えるしわはない: 皮膚のラインがつながっている。 |
●レスチレン®の効果は長期間持続しますが、永続的なものではありません。
●治療効果は、皮膚の構造、生活習慣、年齢、しわの深さ、医師の注入技術などによって変わりますが、通常9 ~ 12ヵ月間持続します。
●最適な整容効果を得るために、レスチレン®による初回治療後2 ~ 4週間以内にタッチアップ(追加注入)が必要となる場合があります。
●通常は初回治療から6 ~ 12ヵ月以内にフォローアップ(再注入)を行うことをお勧めします。
●これまでの研究結果から、タッチアップとフォローアップを受けることにより、効果の持続期間が長くなることが報告されています(臨床研究では最大2回のフォローアップで36ヵ月間効果が持続することが報告されています)3), 4)。
3) Narins RS et al. Dermatol Surg 2011; 37(5): 644-650.
4) Narins RS et al. Dermatol Surg 2008; 34(Suppl 1): s2-s8.