レスチレン®

このページはレスチレン®製品による治療を受けられる方のためのページです。

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レスチレン®

高度管理医療機器 ヒアルロン酸使用軟組織注入剤 レスチレン® リド レスチレン® リフトTM リド

レスチレン® 高度管理医療機器 ヒアルロン酸使用軟組織注入剤 レスチレン® リド レスチレン® リフトTM リド

レスチレン®製品について

レスチレン® リド、レスチレン® リフトTM リドで治療を受けられる方へ、製品についてご紹介させていただきます。

レスチレン®製品(レスチレン® リドおよびレスチレン® リフトTM リド)は、非動物由来の安定化ヒアルロン酸を主成分とする滅菌ゲル(ヒアルロン酸使用軟組織注入材/ヒアルロン酸ダーマルフィラー)で、主成分である合成ヒアルロン酸の他に0.3%リドカイン(局所麻酔薬)が含まれています。

レスチレン®は、皮膚や皮膚の下の組織に直接注入することにより、中等度から重度の顔面のしわの矯正や整容に用いられます。

製品名 レスチレン® リド レスチレン® リフトTM リド
使用目的
又は効果
真皮中間層から深層に注入し、中等度から重度の顔面の皺(ほうれい線等)の矯正及び整容を目的とする。
なお、口唇、眼瞼への使用及び隆鼻術等の形状の変更を目的とした使用は本品の適応に含まれない。
真皮深層から皮下組織表層に注入し、中等度から重度の顔面の皺(ほうれい線等)の矯正及び整容を目的とする。
なお、口唇、眼瞼への使用及び隆鼻術等の形状の変更を目的とした使用は本品の適応に含まれない。
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ヒアルロン酸は、もともと人の体内に存在する自然の成分(多糖類)で、水と結合し、肌の潤いを保つ働きがあります。レスチレン®は、大豆の細菌発酵によって作られた発酵ヒアルロン酸を原料としています。
さらに、レスチレン®の製造工程では、自然のヒアルロン酸の構造をできるだけ保ちながら、体内で長期間分解されないように、ヒアルロン酸を安定化させる特別な技術が用いられています。この技術は特許を取得しており、他のヒアルロン酸ダーマルフィラーとは異なる独自の技術を使用しています。

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レスチレン®製品による治療のしくみ

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レスチレン®の効果

レスチレン®の臨床試験1), 2)では、処置の6週間後において中等度~重度のほうれい線(重症度スコア3 ~ 4)に対してレスチレン®による治療を受けた人の95.9%(142人/148人)、レスチレン® リフトTMによる治療を受けた人の94.6%(140人/148人)が、しわの重症度スコアが1ポイント以上改善しました。

この臨床試験では、治療後12週間にレスチレン®による治療を受けた人の32%、レスチレン® リフトTMによる治療を受けた人の37%に副作用が認められ、その主なものは紅斑(赤み):レスチレン®10.7%(16人/150人)・レスチレン® リフトTM10.7%(16人/150人)、内出血:レスチレン®6.7%(10人/150人)・レスチレン® リフトTM8.0%(16人/150人)、色素過剰:レスチレン®6.0%(9人/150人)・レスチレン® リフトTM5.3%(8人/150人)でした。副作用のほとんどが軽度かつ一時的で、70%が2週間後までに解消されました。

1)Taylor SC et al. Dermatol Surg 2010; 36(Suppl 1): 741-749.
2)Taylor SC et al. Dermatol Surg 2009; 35(Suppl 2): 1653-1660.

しわの重症度
スコア(WSRS

重症度スコア 程度 説明
5 極度 極度に深く長いしわ:
顔面の容貌を損なう。
しわを伸ばしたときに、2~4mmの目に
見えるV字型のしわ
4 重度 きわめて長く深いしわ:
顔面の特徴が著しく目立つ。
しわを伸ばしたときに、2mm未満の目に
見えるしわ
3 中等度 中等度に深いしわ:
はっきりとした顔面の特徴が通常の状態
では目に見えるが、しわを伸ばした状態で
は見えない。
2 軽度 浅いが目に見えるしわで、わずかな陥没が
ある:
顔面の特徴は目立たない。
1 なし 目に見えるしわはない:
皮膚のラインがつながっている。

*Wrinkle Severity Rating Scale

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レスチレン®の効果持続期間 3), 4)

  • 治療効果は、皮膚の構造、生活習慣、年齢、しわの深さ、医師の注入技術などによって変わりますが、通常9 ~ 18ヵ月間持続します。
  • 最適な整容効果を得るために、レスチレン®による初回治療後2 ~ 4週間以内にタッチアップ(追加注入)が必要となる場合があります。
  • 通常は初回治療から6 ~ 12ヵ月以内にフォローアップ(再注入)を行うことをお勧めします。
  • これまでの研究結果から、タッチアップとフォローアップを受けることにより、効果の持続期間が長くなることが報告されています(臨床研究では最大2回のフォローアップで36ヵ月間効果が持続することが報告されています)。

3) Narins RS et al. Dermatol Surg 2011; 37(5): 644-650.
4) Narins RS et al. Dermatol Surg 2008; 34(Suppl 1): s2-s8.

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レスチレン®製品による治療後のケア

  • 治療後24時間は、なるべく治療部位に触れたり、化粧をしたりしないでください。
  • 治療後24時間は、AHA(アルファヒドロキシ酸)、レチノール/ビタミンC、または油分を主成分とする薬剤・化粧品を使用しないでください。
  • 医師の指示がない限り、治療部位のマッサージをしないでください。
  • 赤みや腫れがひくまで、治療部位を過度の高温(サンルーム/サウナなど)や低温にさらさないでください。
  • 内出血がある場合には、医師にご相談ください。
  • 治療後数日間は就寝中の治療部位への圧迫を避けてください(うつ伏せではなく仰向けに寝るよう心掛けてください)。
  • 治療後24時間は、激しい運動を避けてください。
  • 治療後24時間は、アルコールを避けてください。
  • 治療後2週間は、フェイシャルトリートメント、顔のムダ毛処理、グリコール酸またはAHAによるピーリング、フォトフェイシャル(IPL)またはエネルギー療法およびマイクロダーマブレージョンを避けてください。この期間にその他のフェイシャルトリートメントを受けたい場合には、医師にご確認ください。
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レスチレン®の副作用および合併症

  • レスチレン®の注入直後に、注射に対する通常の反応として注入部位にわずかな赤み、腫れ、圧痛、疼痛、内出血またはかゆみが生じる可能性があります。また、レスチレン®は水分をひきつけ、注入部位に水分を集める働きがあるため、注入後数日間は、注入部位が腫れることがあります。このような症状は通常は注入後数日以内に自然になくなりますが、不快感が続く場合は、医師に相談してください。
  • レスチレン®製品を含む軟組織注入材(ダーマルフィラー)を誤って血管内に注入した場合や血管を圧迫した場合に、ごくまれですが、皮膚の壊死、潰瘍、瘢痕、視力障害、失明などの合併症が報告されています。血管や神経の走行を十分に理解している医師がゆっくりと気を付けながら注入を行えば通常はこのような合併症は起こりませんが、万一、注入部位やその周辺、目の周囲などに過度の痛みや色の変化があった場合には、直ちに医師に連絡し、緊急の措置を受けてください。
  • 治療部位の小さな腫瘤(しこり、こぶ)および注入が浅すぎたときに皮膚のでこぼこが生じたという報告があります。
  • ときに周辺組織にも影響が及ぶ可能性のある注入部位の赤み、腫れ、硬結(注入部位が硬くなる)などの炎症反応が報告されています。反応は、治療から数日後または数週間後に生じています。一般に軽度から中等度で自然になくなります。症状の持続期間は平均2週間です。反応はまれに再発し、数ヵ月間持続することがあります。
  • その他に、下記のような副作用および合併症が報告されています。
    皮膚変色、過敏症、感染、炎症、感覚異常といった神経学的症状、膿瘍、ざ瘡、血管浮腫、皮膚萎縮/瘢痕、水疱、末梢血管拡張などの毛細血管障害、皮膚炎、注入材の移動、瘻孔、肉芽腫、発疹、ヘルペス感染症の再活性化、顔面のむくみ、じんましん
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注意点

  • アスピリン(アセチルサリチル酸)または同様の医薬品(鎮痛薬)を服用すると、注入部位の内出血や出血が増加する可能性があります。
  • 口唇・顔面ヘルペスの病歴のある方は、レスチレン®による治療により口唇・顔面ヘルペスの突発性発疹を誘発する可能性があります。
  • レスチレン®製品(レスチレン® リドおよびレスチレン® リフトTM リド)にはリドカインが含まれていますので、リドカインなどのアミド型局所麻酔薬への過敏症が判明している方は使用できません。
  • 妊娠中または授乳中の患者様を対象としたレスチレン®による治療に関する試験は行われていません。妊娠中には、代謝系、ホルモン系、免疫系など、皮膚症状の原因となる多くの重要な変化が生じますので、レスチレン®の使用はお勧めできません。
  • レスチレン®による治療では、注射針でゲルを皮膚または皮膚の下の組織に注入していきますので、ある程度の不快を感じる可能性はあります。ただし、日本で販売されているレスチレン®製品(レスチレン® リドおよびレスチレン® リフトTM リド)には、痛みを緩和する目的で0.3%リドカイン(局所麻酔薬)が含まれています。また、不快感をできるだけ抑えるために、局所麻酔の注射やクリームの塗布、冷湿布または神経ブロック療法を行うこともできます。心配な場合は医師にご相談ください。
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